経理の転職

経理に未経験で応募しても採用されないのはなぜ?原因と突破法を徹底解説!

経理に未経験で応募しても採用されないのはなぜ?原因と突破法を徹底解説!

この記事は

  • 未経験歓迎の経理の求人に応募しているけど書類選考が通らない…
  • 手に職をつけられる経理が気になっているけど、そもそも未経験でもなれるの?
  • 経理未経験で採用されるにはどうすればいいの?

そんな悩みや疑問を持っている方に向けた記事です。

結論、うまくやれば経理未経験でも経理職に採用されます。私自身も未経験から経理への転職に成功しているので自信を持ってそう言えるのです。

ただ採用されるために知っておくべきことや、やるべきことがあります。この記事では以下の2点を分かりやすく解説します。

✅経理未経験者が採用されにくい理由  

✅採用される人が実践している具体的な対策

この記事を読み終わる頃には、「経理として採用されるために何をすればいいか」が明確になっているはずです。ぜひ最後までご覧ください。

経理未経験者が採用されない理由

なぜ経理未経験者が採用されにくい理由を知る必要があるかというと、採用されにくい理由=採用されるためのヒントが詰まっているからです。

ここからは経理未経験者が採用されにくい理由を解説します。

企業の本音から見る経理未経験者が採用されにくい理由

①即戦力が欲しい

経理は「経営管理」の略です。

文字通り、会社の経営に直結する重要なポジションであり、主に経営者が見る決算書などの大事な書類を作る仕事です。

経営者の判断に多少なりとも影響を及ぼす可能性を考えると、経験者が優遇されやすい傾向にあるのは当然と言えます。

Shima

そして企業が経験者を求めていることが分かる調査データが次の通りです。

経理未経験OKの求人は10.3%にとどまる
出典:「経理・財務の転職市場レポート2024」(株式会社MS-Japan)

経験者募集が約9割を占めることが分かりますね。

経理の未経験採用が狭き門であることはしっかり認識しておきましょう。

②簿記を知っている人が欲しい

経理では簿記という知識を使います。

会社で発生した取引(例えば買い物や売上)を、1つ1つ勘定科目(かんじょうかもく)という名前みたいなものをつけて分類し、記録します。これを「仕訳(しわけ)」と言います。

会社の1年の取引を全部仕訳したら、決まったルールに沿って数字をギュッとまとめます。

その結果を経営陣が見て、会社の成績や持っているお金の状況を把握するのです。

経理の全体像
「仕訳」して「まとめ」て「報告」する

商業高校出身などではない限り簿記に馴染みがない人も多いでしょう。

簿記を使って仕事を進める以上、簿記を知っている人の方が採用されやすいのは当然です。

そして、私の経験からも簿記資格を持つことをおすすめします。

なぜなら実務でやっていることの理解度が格段に上がるからです。

③応募者数には困っていない

ただでさえ転職市場で人気の事務職ですが、経理にはさらに「手に職がつく事務職」というお得感もあって、非常に人気の職種です。

少し古い調査データですが、学生に人気の職種ランキングは以下の通り。

  • 1位:総務・経理などの事務系職種
  • 2位:薬剤師・看護師・医師などの医療系職種
  • 3位:研究・生産・製造などの技術系
  • 4位:警察官・保育士・栄養士などの専門職
  • 5位:編集・デザイナーなどのクリエイティブ職

引用元:「大学生に聞いた!人気の業種・職種ランキング!注目の理由を職業別に紹介」(マイナビ 学生の窓口)

経理職の平均年収が他の事務職より高めということもあり、この傾向は今も大きくは変わらないでしょう。

応募者数が多いということは、比較されるライバルが多いということ。

何か自分の武器をもって採用試験に挑む必要があるのです。

私自身、事務職に絞って転職活動したことがありますが、何の資格も持たずに挑んだ結果、ことごとく書類選考不通過をくらいました。

Shima

私のように準備をせずに事務職や経理職に応募するのは、雨の日に傘を持たずに外に出るようなもの。

濡れるのが分かっているなら、最初から傘=資格を準備しておいた方が安心です。

経理未経験者自身にある、採用されにくい理由

①応募書類の作り込み不足

経理に限らず転職活動を始めたばかりの人の職務経歴書は作り込み不足であることが多いです。

私も未経験での経理転職に成功したことがありますが、転職活動の最初は、応募書類の作り込みが甘く、書類選考不通過のお知らせ「お祈り」をたくさんいただいきました。

応募書類作り込むために自己分析は必須です。

  • なぜ経理職を希望するのか
  • 今までどのような経験をしてきたのか
  • その経験を経理でどう活かすのか

などの質問に即答できる状態で応募書類を作ると良いものができるでしょう。

また、誤字・脱字が1つあるだけで、採用担当者は「熱意がない」と捉えるかもしれません。

なぜなら、あなたを判断する材料は履歴書などの「書類」しかないからです。

Shima

私も業種・職種は異なりますが、採用に携わった経験があります。

その経験から言うと、応募書類に誤字があると、それだけで「大丈夫かな?」と思ってしまいました。

未経験で経理に挑むなら、細部まで行き届いた書類づくりが信頼につながります。

②条件にこだわりすぎている

転職活動において、条件にこだわるのは大切です。

あなたの希望条件に合った会社に入社できれば、「こんなはずじゃなかった…」というミスマッチを防げます。

ただし、こだわりを増やすほど応募できる求人は減ります。

転職活動の第一関門、書類選考は確率の勝負です。応募できる求人は多いに越したことはありません。

Shima

以上が、経理未経験の人が採用されにくい理由です。

これらの現実をしっかり頭に入れながら、次の章で具体的にどうすべきかを見ていきましょう。

経理未経験でも採用される人が実践する具体的な対策

経理未経験者が採用されにくい理由が分かったところで、「具体的にどうすればいいか」を解説していきます。

やるべきことは次の4つです。

経理未経験者が採用されるためにやるべきこと

①日商簿記2級を取得する

②転職エージェントに登録する(転職軸を定める)

③Excelの基礎を押さえる

④応募書類を1社1社作り込む

順番に解説します。

①日商簿記2級を取得する

経理未経験のあなたがまず取り組むべきは日商簿記2級の取得です。

これを聞いて、

と思う人もいるかもしれません。

確かに日商簿記3級でも、応募できる求人は多くあります。

その一方で日商簿記2級を持っていれば約20%も応募できる求人が増加します。

次のデータは、大手転職エージェント3社の求人で「経理」で絞ったうち、求人情報に「簿記2級」と含まれているものの割合を示したものです。

3社とも20%程度であることが分かりますね。

この中には「必須条件」だけでなく、「歓迎条件」として記載されているケースも多く見られました。

「歓迎条件」ということは、必須ではないものの、当てはまる人がいれば優先的に選ばれる可能性が高いということです。

このデータを見る限り、簿記2級を取得すれば応募資格を満たす可能性がある求人が20%増えるということです。

また、簿記3級を応募条件としている企業に対しては、簿記3級以上の知識を持っていることを証明でき、プラスαの強みをアピールできます。

Shima

書類選考の通過率を上げるためにも、簿記2級の取得には積極的に取り組むべきです。

前の章で解説したように、経理未経験での経理転職は不利な状況から始まります。

だからこそ、できることは全てやっていく必要があるのです。

※簿記資格には「日商簿記」、「全商簿記」、「全経簿記」があるので注意が必要です。転職市場においては「日商簿記」の方が評価されやすいです。

簿記2級が必要とはいえ、簿記資格を持っていない経理未経験の人は、日商簿記3級の学習から開始することをおすすめします。

簿記の基本が詰まっている資格ですし、簿記への向き不向きを見極められるはずです。

Shima

簿記資格の必要性が分かったところで、日商簿記3級のおすすめ学習方法を3つ紹介していきます。

日商簿記3級おすすめ学習方法①:CPAラーニング(無料)

2025年8月現在、簿記3級の学習はインターネットが繋がっていれば無料でできます。

公認会計士試験の予備校を運営している会社が、無料で簿記3級の講座を公開してくれているのです。

CPAラーニング|簿記や会計を完全無料で学ぶならCPAラーニング※無料会員登録が必要です

日商簿記2級の講座も無料で公開してくれているので、3級からステップアップもできます。

私自身もこのサイトの日商簿記2級の講座を受講し、無事一発で取得できました。

このCPAラーニングの日商簿記3級講座に対応したテキスト・問題集は、PDF形式で無料で配布されています。

パソコンやiPadなどのタブレットを持っているなら、テキスト代すらかからずに学ぶことができるのです。

Shima

日商簿記3級おすすめ学習方法②:書籍

もちろん、完全独学でやりたい場合には書籍でもOKです。

当時、日商簿記3級を独学で取得した私は、TAC出版のスッキリわかるシリーズで満点合格できました。

https://bookstore.tac-school.co.jp/book/detail/062880

簿記3級の知識を書籍で学ぶならば、このセットで十分対応できます。

この書籍のおすすめポイントは次の通り。

💡図表が豊富で取引をイメージしながら学べる

💡大手資格予備校が出版しており、内容も毎年更新される

💡CBT試験(ネット試験)にも対応している

かわいいキャラクターと一緒に学習を進められるので、書籍での独学に慣れている方にはおすすめです。

日商簿記3級おすすめ学習方法③:クレアール

ここまで紹介した学習方法を検討したうえ上で

「しっかりサポートを受けて学習を進めたい!」

「独学が苦手…」

と思った方は、有料の簿記講座も検討しましょう。

おすすめはクレアールの簿記講座です。

1万円程度で効率良く学習が進められ、サポート体制もバッチリです。

Shima

他の会社の有料講座もありますが、日商簿記3級ならば、最大1万円までの支出が妥当かなと思います。

有料の簿記講座を受けたい方は下記リンクから詳細をチェックしてみてください。

簿記資格を持っていない人は、まずは日商簿記3級の学習が先決です。

紹介した3つの学習方法をぜひ検討してみてください。

そして重要なのは、資格を取ることを目的としながらも、知識もしっかり定着させることです。

日商簿記3級の知識は、2級の学習や経理実務にも必ず活きてきます。

②転職エージェントに登録する(転職軸を定める)

経理未経験者が採用されるためにやるべきこと2つ目は、転職エージェントを利用することです。

簿記の学習と並行しながら、できるだけ早めに転職エージェントに登録しておくのがおすすめです。

本記事は事業会社の経理への転職を前提にしています。
転職エージェントを利用すると、税理士法人会計事務所の求人を紹介される場合がありますが、一般的に激務と言われるため注意が必要です。
キャリアプランによっては選択肢に入りますが、安易におすすめできる道ではないので、十分に検討して判断してください。

Shima

早めに転職エージェントに登録することで、非公開求人に出会えるチャンスが増えるだけでなく、キャリアアドバイザーからの客観的なアドバイスを受けながら、自分の転職軸を固めていけます。

自分の転職軸を固めておけば、面接でブレない返答をすることができます。

もちろん転職サイトも登録して、未経験求人の発掘はしていくべきですが、転職エージェントを使わない手はありません。

転職エージェントを活用する具体的なメリットは下記の通りです。

✅未経験OKの求人を探し出してくれる

✅応募書類の添削や面接対策をしてくれるる

✅面接の日程調整や企業とのやりとりを代行してくれる

✅推薦状を書いてくれる

✅利用料は無料

それぞれ詳しく解説していきます。

未経験OKの求人を探し出してくれる

未経験OKの求人を探し出してくれる

膨大な求人の中から未経験応募OKの経理求人を探すのは大変です。

その点転職エージェントを利用すると、プロが可能性のあるものをピックアップしてくれます。

空いた自分の時間を資格学習などに使うことができるので効率大幅UPです。

応募書類の添削や面接対策をしてくれる

プロの目線で職務経歴書などを添削してくれます。

私の経験上、自分で作った職務経歴書はツッコミどころ満載の穴だらけになりがちです。

社会人になってから、これらの応募書類を客観的に見てもらえる機会はとても貴重です。

面接の日程調整や企業とのやりとりを代行してくれる

自分で応募すると大変なのが、メールでの日程調整です。

これも転職エージェントの担当者が代行してくれるので、面接準備などの本質的な部分に集中できます。

推薦状を書いてくれる

転職エージェントを利用すると、初めにWeb面談形式や電話形式で、キャリアヒアリングをしてくれます。

その内容を元に、あなたの強みをまとめた推薦状を書いてくれるのです。

第三者のお墨付きで応募できるのはかなりのメリットと言えます。

転職エージェントのヒアリングで聞かれる内容は主に次の通りです。

ヒアリングで聞かれる内容
これまでの経歴
転職の時期
転職の理由
会社を辞めた理由
希望条件
など

キャリアアドバイザーとの信頼関係を築くためにも、質問には正直に答えるようにしましょう。

利用料は無料

転職エージェントの利用は基本的に無料です。※有料会員制度があるエージェントもあります。

と思う人は、次の図をご覧ください。

転職エージェントの仕組み

採用企業側が報酬を支払うため、私たち求職者は無料でサービスを受けられます。

企業側に費用負担がある分、良い人材を採用しようと本気で選考に臨みます。

だからこそ、その本気に応える熱意を戦略的に伝えることが重要です。

特に「経理をやりたい」という想いを簿記資格や応募書類の作り込みといった武器によって伝えることができれば、未経験者にも十分チャンスは広がります。

転職軸を固められるうえに無料で利用できるのですから、使わない手はありません。

そもそも未経験からの経理転職は勝率の低い挑戦です。

だからこそ、使えるサポートは最大限に活用し、少しでも内定獲得の確率を高めることが大切です。

Shima

おすすめの転職エージェントはこちら。

転職エージェント特徴筆者コメント
doda大手で求人数が多く、サポートも充実サポートが手厚く、現実的な落としどころを提案して
くれる印象です。
リクルートエージェント大手で求人数が多く、サポートも充実都市圏ではなくても求人が豊富ですが、転職エージェントの質の善し悪しが著しい
印象です。
マイナビジョブ20’s大手で求人数が多く、未経験求人多数筆者未利用ですが、関東・関西にお住まいの20代の方なら登録をおすすめします。
Hupro管理部門特化の転職支援サービス筆者未利用ですが、主要都市に就職希望なら利用するのがおすすめです。
MS-Japan
管理部門特化の転職支援サービス
大手で見たことがない求人をスピーディーに紹介してくれて良い印象を受けました。

大手転職エージェントを利用して求人数を確保しつつ、経理特化型のエージェントも利用しましょう。

私自身、常に転職のチャンスを伺っていて、現在もdoda、MS-Japanの2社に登録し、利用しています。

言葉を選ばずに言うと転職エージェントにも当たりはずれがあります。

真剣に向き合ってくれる担当者もいれば、そうではないと感じる人もいます。

そういったことからも転職エージェントは複数社同時に利用するのがおすすめです。

書類選考という打席に立つ回数を増やすためにも、利用できるサービスはとことん利用しましょう。

未経験からの経理転職はそれほど泥臭く立ちまわっていく覚悟が必要です。

③Excelの基礎を押さえる

さまざまなITツールが普及してきている中でも、経理業務においては依然としてExcelによる業務をおこなっている会社が多くあります。

2022年におこなわれた調査では、交通費や経費の申請・精算において「すべての作業を紙・Excelで処理している」企業は46.2%とのことです。

出典:【経理業務の課題を調査】交通費・経費の処理を”すべて紙・Excelで処理”と回答した企業は46.2% テレワーク実施においては交通費・経費精算システム利用状況によって差が生まれる(楽楽精算)

つまり経理の代表的な業務の1つである経費精算について、企業の半分近くはExcelによる処理を行っているのです。

そのため、経理未経験でもExcelスキルがあればアピールポイントになるということです。

Excelの基本的な操作と、SUM関数、IF関数、VLOOKUP関数などの関数を理解していれば、ひとまず基礎が分かるといってもいいでしょう。

求人にも「Excelの基礎が分かる方」などの歓迎条件が記載されていることも多いので、自信を持って学んでほしい知識の1つです。

Excelの基礎ぐらいなら、YouTubeで学ぶことができます。おすすめの動画は次の通りです。

出典:「Excelの使い方・初心者入門講座【完全版】」(金子晃之)

この動画では、Excel操作の基礎に加えてSUM関数などの簡単な関数も解説してくれています。

IF関数、VLOOKUP関数もYouTubeで学習できるので、「VLOOKUP 使い方」などと検索して、サクッと学びましょう。

書籍も良いですが、今の時代、ITを存分に使って学習するのが最速で効率的です。

Excelの基礎を学んだうえで、書類には「VLOOKUP関数まで使用可能」などと記載しておきましょう。

Shima

④応募書類は1社ずつ丁寧に作り込む

最後のポイントは、「応募書類を1社ずつ丁寧に作り込むこと」です。

これは先ほどの「転職エージェントに登録する」とも関係がありますが、とても大事なことなので、あえて項目を分けて解説します。

転職エージェント経由で複数企業に同時に応募することも可能ですが、1社ごとに応募書類をカスタマイズしてから応募するのがおすすめです。

履歴書など基本情報はある程度共通でかまいませんが、自己PRや志望動機、スキルのアピール内容は企業ごとに調整するのがポイント。

求人票をしっかり読み込み、「この会社では何を求められているか」を意識して書きましょう。

求人票の読み込む際に、活用したいのがAIツールのChatGPTです。(後日記事投稿予定)

Shima

1社ごとに応募書類をカスタマイズするのは、例えるなら、的を絞って放つ1本の矢と、狙いを定めず同時に放つ複数の矢。

当たる確率が高いのは、当然前者です。

応募書類を作成するときに気をつけたいのが、以下の3つです。

書類作成で気をつけたい3つのポイント

① 自分語りをしすぎない(伝えたいことは簡潔に)

② 誤字・脱字は絶対NG

③ 強みは数字を交えて、論理的に自信を持って書く

「自分語り」はやりがちです。

伝えたいことがたくさんあるのは分かるのですが、全てを書いてしまうと自己主張が強い人見えてしまいます。

転職活動はあくまで、企業と自分のお見合いです。

Shima

私も書きたいことがありすぎて、膨大な量の自己PRを作ったことがあります。

案の定、キャリアアドバイザーの添削により、しっかりそぎ落とされました。

企業にとって一番刺さる強みに絞りつつ、その他の伝えたいことは面接で伝えるぐらいの心づもりで書きましょう。

その上で、誤字脱字に気をつけつつ、実績は数字を交えて論理的に記載しましょう。

…と自信がない方も多いと思います。

しかし、誰にでも実績はあるはずです。「営業目標を達成した」とか「○○を○○円売った」だけが実績ではありません。

「ミスを指摘されたけど、次の月には○○を改善して、ミスゼロを達成した」など、マイナスをゼロにしたことも立派な実績としていいのです。

未経験経理の自己PRで使える実績の伝え方例

①数字の正確性を裏付ける経験

例:「事務職でデータ入力を担当し、1日○○件の顧客情報を入力しました。入力ミス率は部署平均の半分以下で、上司から『正確性が高い』と評価されました。」

②期限厳守・締め切り意識

例:「売上集計やレジ締めを担当していました。閉店後30分以内に必ず日報を提出し、遅延ゼロを継続しました。」

③改善提案や効率化の実績

例:「前職ではExcelでの集計作業を関数を使って効率化し、1時間かかっていた作業を15分に短縮しました。経理でも同じく効率化意識を活かしたいと考えています。」

④数字や金銭を扱った信頼経験

例:「アルバイトで現金売上の管理を任され、日々の売上○○万円前後を責任を持って扱っていました。誤差や紛失は一度もなく、責任感の強さを評価されました。」

⑤学習意欲・資格取得で示す実績

例:「日商簿記3級を取得し、2級の勉強を進めています。独学でも理解を深められる継続力を活かし、実務に素早くキャッチアップできる自信があります。」

私自身、未経験で経理の面接を受けた際には、前職で書類や情報を正確に取り扱い、重要なデータを厳重に管理していた経験を自己PRしました。

経理は社外秘情報を数多く扱うため、このような実績も大きな強みになるのです。

これまでのあなたの経験を細かく切り分けて、掘り下げてみましょう。

転職エージェントのキャリアアドバイザーはこういった自己PRの作成も手伝ってくれます。

まとめ:経理未経験が採用されない理由を知り、採用されるための行動を起こそう!

最後にここまでの内容をまとめていきます。

経理未経験者が採用されない理由

経理未経験の人が採用されにくい理由は次の通りです。

採用されにくい理由を知ることは、採用されるためのヒントを知ることにも繋がります。

経理未経験でも採用される人が実践する具体的な対策

それでは実際にどう対策すればいいのかというと、次の通りです。

そしてこれらの行動に加えて一度検討してほしいのが、現在の会社での異動です。

異動により経理職に就いてしまえば、転職の必要はありません。

上司との関係や社内の風潮にもよりますが、熱意を示せば転職なくして経理職に転身できる可能性もあります。

ただ、場合によっては会社に居づらく可能性もあります。くれぐれもうまく立ち回るようにしてください。

Shima

最後までご覧いただきありがとうございました。

あなたの希望のキャリアが築けることを心から願っています。