- 簿記2級ムズ過ぎない…?受かる気がしないんだけど…
- 簿記3級は割と簡単に取れたのに…レベルが違うかも
- 簿記2級…何回も落ちていて受かりません!
簿記3級を取ったあと、次のステップとして簿記2級に挑み、その難しさに絶望する人は多いです。
例に漏れず、私もその一人でした。
私は2025年2月に簿記2級試験を受け、84点(工業簿記は満点)で合格しています。

しかし、学習をはじめた当初は、難易度の高さに絶望しました。

絶望しつつも諦めずに戦略を変えて、なんとか合格を勝ち取ることができました。
そこでこの記事では
「簿記2級…難しくて受かる気がしない!」
と自信を失っているあなたに向けて
受かる気がしない理由
受かるためにすべきこと
を解説します。
この記事を読めば、折れかけている心を立て直し、簿記2級に合格するための対策を知ることができます。
簿記2級を取るメリットは大きいので「受かる気がしない」と諦めてしまうのはもったいないです。
私が簿記3級や簿記2級に合格した経験をすべて詰め込みますので、ぜひ最後まで読んでください。
簿記2級に「受かる気がしない」理由3選
簿記2級の学習を始めて「受かる気がしない」と思ってしまう理由は次の3つです。
- ①簿記3級のノリで勉強して絶望するから
- ②工業簿記が範囲に入り、商業簿記との違いにビックリするから
- ③難関「簿記1級」の論点が2級に降りてきたから
①簿記3級のノリで勉強して絶望するから
簿記3級のノリで簿記2級に挑むと撃沈します。
なぜなら、この2つの資格の間には大きな差があるからです。

範囲が広くなるのはもちろんのこと、範囲に含まれてくる論点もレベルが上がります。
必要な勉強時間や合格率にも差があります。
| 簿記3級 | 簿記2級 |
|---|---|
| ・必要な勉強時間:80〜100時間 ・合格率:40%前後 | ・必要な勉強時間:200〜250時間 ・合格率:35%前後 |
私自身、簿記3級は満点合格できたので「簿記2級も余裕だろう♪」とナメていました。
しかし、簿記2級のテキストを開いたときに、その内容の複雑さに自信を失いました。
簿記3級も決して簡単なわけではありませんし、合格できたことは胸を張って良いことです。
ただ
この2つの違いはしっかり認識しておく必要があります。
「別のスポーツを始める」ぐらいの覚悟で挑んだほうが精神的ストレスは少ないでしょう。
「受かる気がしない」のは決してあなたの能力が低いからではありません。
「思っていたのと違う!」
と面食らっているだけです。
②工業簿記が範囲に入り、商業簿記との違いにビックリするから
簿記2級からは工業簿記が試験範囲に含まれてきます。
工業簿記は主に製造業で使う会計知識です。
「仕訳」といった基本的な知識は使うものの、商業簿記と同じものだと思っていると痛い目を見ます。
テキストを開くと、見慣れない漢字や、謎の図形が次々と出てきて
うわっ、数学の図形じゃん…
なんか難しそう、無理…
と、一種のアレルギー反応を起こして自信をなくしてしまいがちです。
しかし、ここで伝えたいのは、工業簿記は最初の見た目が怖いだけだということです。
実は簿記2級において、工業簿記こそが最大の「得点源」になります。
商業簿記は範囲が広くてひねった問題も多いですが、工業簿記は出題パターンが決まっています。
最初は意味不明に見える図や計算も、ルールさえ覚えてしまえばパズルゲームのように感じるでしょう。
実際、私も最初は商業簿記との違いに戸惑いましたが、最終的には工業簿記で「満点」を取って合格しました。
たとえるなら、「最初はとっつきにくい転校生だったのが、話してみると実は一番気が合う」みたいな感じでしょうか。

第一印象の怖さに騙されずに、勇気を持って挑みましょう。
③難関「簿記1級」の論点が2級に降りてきたから
2016年頃から、もともと簿記1級の出題範囲だった問題が簿記2級で出題されるようになりました。
難関資格である簿記1級から降りてきた問題となると、簿記2級が難しくなるのは避けられません。
具体的には下記のような論点です。
- 連結会計
- 本支店会計
- 税効果会計
など…
これらは元々1級レベルですから、テキストを読んだ瞬間に
「意味が分からない!」
と拒絶反応が出るのは正常な反応です。
これらの論点に対して過度に怖がる必要はなく、やるべきことは至ってシンプルです。
- 解説を読み込み、仕組みを理解しようと努める(最初は完璧に理解しなくてOK)
- 間違ってもいいので問題を解いてみる(アウトプット)
- なぜ間違えたのか、原因を詳しく分析する
- 時間をあけて、自力で正解できるまで繰り返す
最初は点と点が繋がらず苦しい時期が続くかもしれません。
しかし「なぜ?」と問題に向き合い、手を動かし続ければ
「あ、そういうことか!」
と視界が開ける瞬間が訪れます。
その瞬間まで諦めずに食らいつくことが大事です。
これらの3つの理由から「受かる気がしない」と思ってしまうのは仕方ないことです。
しかし、簿記2級は正しい方法で学習をすれば受かる試験です。
まずは気持ちで負けないように、簿記2級の難易度や特徴をしっかり認識しましょう。
【実話】私もそうでした。「勉強中の絶望ランキング」ベスト3
「簿記2級試験を怖がる必要はありません!」
今でこそ、こう言い切ることができますが、私自身も当時はかなりビビっていました。
勉強を進めていく中で絶望したことベスト3は次の通り。
1位:ラスボス感満載「連結会計」で撃沈
2位:SNSの「1ヶ月で合格しました」で自信をなくす
3位:工業簿記のイチから学ぶ感に絶望
1位:ラスボス感満載「連結会計」で撃沈

簿記2級を学習し始めて、誰もがぶち当たる壁が「連結会計」です。
連結会計とは、簡単に言うと親会社・子会社の2者の帳簿をまとめる作業です。
会社の数字同士を合算すればいいんじゃないの?
と思うかもしれませんが、ただ数字を合算すればいいものではありません。
これを目の当たりにしたとき
「こんなの理解できるのかな?」
と泣きたくなりました。
でも大丈夫です。見た目に騙されてはいけません。
処理を一つ一つ分解して理解すれば、確実に解けるようになります。
2位:SNSの「1ヶ月で合格しました」で自信をなくす


「簿記2級に受かる気がしない」と感じ、みんなはどうなんだろう?とSNSをのぞくと
「簿記2級、2週間で受かった!余裕♪」
などのキラキラ発信を見ることがあります。
勉強が順調に進まない時期にこういう「キラキラ発信」を見ると、心が折れそうになりますよね。
「え?簿記2級ってそんなに簡単なの?」
「こんなに苦戦している自分って頭が悪いのかな…」
と、私もかつて激しく自己嫌悪に陥りました。
しかし、今ならはっきり分かります。
SNSを見て落ち込む時間は、人生で一番ムダな時間でした。
なぜなら、SNSで短期合格をアピールしている人とあなたでは、前提条件が全く違う可能性があるからです。
- もともと会計の実務経験がある人かもしれない
- 高学歴で勉強慣れしている人かもしれない
- 学生で1日10時間勉強できる環境かもしれない
背景や環境が違う他人と比べて、勝手に落ち込むのは非常にもったいないです。
早く合格したからといって、資格証に「優」のハンコが押されるわけでも、ボーナスが出るわけでもありません。
「人は人、自分は自分」
超えるべきは、画面の向こうの天才ではなく「昨日の自分」です。
周りが気になる気持ちも痛いほどわかりますが、SNS見る時間を次のようなことに充てましょう。
・テキストを1ページでも進める
・仕訳を1つでも多く切る
その泥臭い一歩だけが、あなたを合格へ近づけます。
★おすすめのSNSとの向き合い方
SNSは使い方次第で毒にもなりますが、薬にもなります。
- 勉強垢と繋がって励まし合う(モチベ維持)
- 合格者の勉強法を参考にする(効率化)
といった使い方は有効です。
しかし、投稿を見て少しでも焦りや劣等感を感じるなら、今すぐ見るのをやめてください。
あなたのメンタルを削られる場所に自ら行く必要はありません。
3位:工業簿記の「イチから学ぶ感」と「数学アレルギー」に絶望
前章の「理由②」でも触れましたが、簿記2級で突然現れる「工業簿記」。
「また違う分野をイチから覚えなきゃいけないの…?」
という徒労感(疲れ)はハンパじゃなかったです。
特に、テキストに登場する図を見た瞬間、文系脳の私はフリーズしました。
「え、これ数学じゃん…関数?図形問題?」


勝手に「高度な数学」をイメージして、テキストを閉じたくなったのを覚えています。
しかし、実際に勉強してわかったのは、これは数学ではなく、ただの算数だという事実です。
使うのは「+・-・×・÷」の四則演算だけ。
難しい公式や、サイン・コサインのような知識は1ミリも使いません。
恐れていた図も、むしろややこしい計算を整理してくれる頼もしい味方です。
これに気づいてからは、工業簿記への拒絶反応が消えました。
見た目の理系っぽさに騙されないでください。
中身は、算数とパズルの組み合わせです。
「またイチからか…」と重く考えず、まずは図を描き写すところから始めてみてください。
受かる気がしない時に私が実践した「逆転の3ステップ」
メンタルが落ち込んでいる時に「頑張れ」と言われても無理ですよね。
そこで私は、精神論ではなく勉強のやり方(戦略)を変えました。
私が実際に合格を勝ち取るために実践した、具体的な3つのアクションを紹介します。
- 商業簿記と工業簿記を交互に勉強する
- 工業簿記の「勘定連絡図」を頭に叩き込む
- 図は「見る」のではなく、とにかく「描く」
①商業簿記と工業簿記を交互に勉強する
簿記2級を勉強していると「もう無理、頭に入らない」と拒絶反応が出る場面があります。
そんなとき私は、商業簿記と工業簿記を交互に勉強するようにしました。
この2つは、私の感覚的に使っている脳が違います。
商業簿記に飽きたら工業簿記の計算問題を解く。
工業簿記に疲れたら、商業簿記に戻る。
これを繰り返すことで、勉強しているのに休憩しているような感覚で学習時間を伸ばすことができました。
「片方が嫌になったら、もう片方に逃げていい」
そう思うだけで、気持ちがグッと楽になります。
また、この2つは別の科目のようで互いに関連し合っています。
どちらか一方を一気に片付ける戦略もありますが、相乗効果で理解を深められる交互学習が、私の一番のおすすめです。
②工業簿記の「勘定連絡図」を頭に叩き込む
工業簿記で点数が伸び悩んでいるなら、細かい計算式を覚える前にやるべきことが一つだけあります。
それは「勘定連絡図(かんじょうれんらくず)」の流れを完璧に覚えることです。
勘定連絡図とは、材料を仕入れてから製品になって売れるまでの「お金の流れ」を図にしたもの。
たとえるなら、工業簿記の世界の地図です。
多くの人は、この地図を持たずに細かい論点に入り込んで迷子になります。


勘定連絡図という地図さえ頭に入っていれば、どんなに複雑な問題が出ても
「今、自分がどこで何をしているのか」
がわかり、道に迷いません。
私が工業簿記で満点を取れた最大の勝因は、公式を丸暗記したからではなく、
「地図(勘定連絡図)」を誰よりも大切にしたからです。
勘定連絡図のイメージを動画化してみたのでこちらも参考にしてみてください。
③図は「見る」のではなく、とにかく「描く」
「勘定連絡図」や「シュラッター図」を覚えるとき、
テキストの綺麗な図を目で見て分かった気になっていませんか?
私はわかった気になっていて、いざ問題を解くために図を描こうとしたときに、描けませんでした。
・目で見て理解している
・自分の手で描ける
この2つは別です。
見るのとやるのとでは違う!スポーツと同じだね
- 裏紙を用意して、何も見ずに図が描けるか試す
- 手が勝手に動くまで何度も描く
綺麗に描く必要はありません。
自分さえ読めればOKです。
「脳」ではなく「指」に図を覚え込ませるイメージでやりましょう。
手を動かして図を描いているうちに
「あ、この数字はここに繋がるのか!」
と理屈が後からついてくる瞬間があります。
受かる気がしない時こそ腕組みをして考えるのをやめて、泥臭く何回も図を描いてみてください。
結局はそれが合格への最短ルートだったりします。
まとめ:簿記2級「受かる気がしない」は、合格への通過点
簿記2級を学びはじめたとき、一部の天才以外は誰もが「受かる気がしない」と思うはずです。
その理由は次の3つです。
- ①簿記3級のノリで勉強して絶望するから
- ②工業簿記が範囲に入り、商業簿記との違いにビックリするから
- ③難関「簿記1級」の論点が2級に降りてきたから
しかし、そこで諦めてしまうのはあまりにもったいないです。
受かる気がしないのは、決して能力不足ではありません。
私が実際に合格を勝ち取るために実践した、具体的なアクションは次の3つです。
- 商業簿記と工業簿記を交互に勉強して脳を騙す
- 工業簿記の「勘定連絡図」を頭に叩き込む
- 図は「見る」のではなく、とにかく「書く」
特に工業簿記は、最初はとっつきにくいですが、仲良くなれば裏切らない最強の味方=得点源になります。
簿記2級は「受かる気がしない」と感じてからが勝負です。
この壁を乗り越えた先には、就職・転職に有利になることはもちろん、
「あの難しい試験に受かった」
という大きな自信がつきます。
あなたの簿記2級合格を心から応援しています。








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